「イノシシの鬱がミミズで改善するのではと考えはしたのですが、先ほど話したように、ミミズから作った地竜と言う漢方薬は鬱の治療薬ではありません。地竜は第2類医薬品として売られていますが、効能は感冒時の解熱です。」

「鬱の治療薬ではなくて、解熱剤なのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。効能は解熱剤ということで売られていますが、ミミズと同じように督脈が緩みます。」

「督脈が緩むと熱が下がるのですか」と町会長。

「『5~6回服用しても症状が良くならない場合は・・・』と書いてあるので、必ず熱が下がるというものではないようですが、医薬品として認められるだけの効能はあるということです。」

「それは不思議ですね。渡辺さんが督脈が緩むというからには、人間の鬱にも効果があるはずですよね」と町会長。

「元宮崎医科大学副学長の美原恒が発見したルンブロキナーゼという、食用赤ミミズから抽出したタンパク質分解酵素があるのですが、ウェブ上の画像でルンブロキナーゼを見ると、地竜と同じように督脈が緩みます。」

「ルンブロキナーゼは鬱の薬なのですか」と町会長。

「美原恒は、地竜が中風に効くということを知っていたらしく、血栓を溶かす薬になるのではと考えて、ルンブロキナーゼを食用ミミズから抽出するのに成功したようです。」

「では、ルンブロキナーゼは血栓を溶かす薬なのですか」と町会長。

「ウィキペディアには、『ルンブロキナーゼを含むとされるミミズの乾燥粉末が健康食品として開発され発売されている』と書かれているので医薬品にはなっていないようです。」

「では、ルンブロキナーゼは血栓を溶かす薬ではないのですね」と町会長。

「血液が凝固するときに必要なフィブリンという繊維状タンパク質を溶かす作用があることは実験結果から認められているようですが、脳血栓に対する効果が臨床試験で検証されていないために医薬品にはならないようです。」

「なるほど。ルンブロキナーゼは鬱の薬でも、血栓を溶かす薬でもないということですか」と町会長。

「それで、訳が分からない状態になってしまったので、地竜を飲んでみることにしました。」

「ミミズを飲んだのですか」と町会長。

「ミミズを飲むのは抵抗があったので、顆粒状になった地竜で試してみました。」

「督脈は緩んだのですか」と町会長。

2019/12/31

<筆者の独り言>
この話を書いたためか、高額なルンブロキナーゼがアマゾンでバカ売れしているようだ。督脈を緩めるのが目的であれば、英作文で.netで100問連続正解して、陽の茄子の漬物や油味噌を食べればよい。100問連続正解が有効なのは3日間だけだ。その間は、おすそ分け効果で、陽のキュウリで肺の機能が上がったり、大根の漬物で脾系が緩んだり、レバニラで肝機能が上がったりする。普通の豚肉でも肝機能は上がるが、レバニラには驚くべき効果がある。心機能は、牛肉やニンジンで上がる。サプリや漢方薬は効果が上がる。

日本人が古来食べているものには漢方薬より強い効果があるものがあるが、脳の機能低下で利かなくなっている。もし、『100問連続正解したのに効かないじゃない!』と思う方がいたら、日常の衣食住に強い陰の物があったり、ゲームで脳の機能を低下させ続けていたりしているに違いない。陰の写真や画像をたくさん持っていると、『このくらい持っていても』では済まないことがある。画素数が多いカラーの画像は要注意だ。

2022/11/10